おはようございます!飲食向上委員会のアラフィフアラフィフたかPです。ご覧頂きありがとうございます。【駅近5分以内】【千円以内】【入店完食30分位】なランチ訪問しています。今回は京王井の頭線永福町駅前にある有名店永福町大勝軒さんに訪問しました。
私アラフィフたかPは飲食店経営・上場企業でのMGR経験が10年以上あり、20代の頃に師匠のコンサルタントの方から「飲食店には経営の全ての要素が入っているから外食をしながらお店を見ると勉強になるよ」と言われたことをきっかけに食べ歩きを始め、食べ歩き歴25年、現在は毎月20件ほど都内を中心にランチの新規開拓をしています。こちらのブログは前半は食べ歩きレポート、後半はビジネス目線でのお店の分析、そして最後にまとめとなっています。是非最後までご覧ください。
永福町大勝軒さん店舗情報(2021年7月上旬時点での情報)
- 訪問先 永福町大勝軒さん
- アクセス 京王井の頭線永福町駅目の前
- 電 話 03-3321-5048
- 営業時間 11:00-20:00
- 定休日 月曜日
- ※最新の営業時間定休日はお店の公式ホームページなどで確認してください。
- 公式HP http://eifuku-taishouken.com/
- 食べログ https://tabelog.com/tokyo/A1318/A131805/13011769/
- 位置情報(GoogleMAP)
- 評価 食べログ3.70 グーグルマップ 4.1(有名店)
- 訪問日時 2021年5月下旬の平日ランチタイム
- 注文品 中華麺 1,130円
- 混雑度 100%
- 提供時間 やや遅い
- 客層 幅広い客層1~2人客(訪問時)
※評価のカッコ内のコメントはサイトの評価から見たたかPオリジナルの評価です。概ね食べログ評価はサービスなども含めた総合点、グーグルマップはコスパを含めて感覚的に評価されることが多いです。
永福町大勝軒の総本山!永福町大勝軒さん

京王井の頭線永福町駅。急行も止まり、吉祥寺と渋谷の中間あたりで、杉並らしいそれほど喧噪感のない町並の暮らしやすそうな町です。
そんな永福町のランドマークと言っても過言ではない有名店「永福町大勝軒」さん。駅を降りるとすぐ見えるお店です。
今回初訪問ですが、金曜日の12時過ぎに永福町駅から降りると既に行列ができています。(上の画像は当日人が多かったため別の日に撮影しました。)
信号待ちをして渡るときに一緒にわたったからからさらに2名増えて10名位の行列の最後尾に並びます。
20分ほど待ってアルコール消毒ののち、ようやく店内へ入ります。店内はガラスで仕切られたラーメン店専門店としては広めな厨房が奥にあり、そこに隣接するL字型のカウンター席とテーブル席が数席。単価が高い店なので客層はやや高めです。案内されたカウンター席に座り、中華麺を注文しました。
他のラーメン店とは違うこだわりがいっぱい

店内はラーメン店というよりは町の洋食屋さんのような作りです。先ほども言いましたが、ラーメン店では珍しい全面ガラスで完全に仕切られた広めの厨房。年数は経っていますが、白を基調にした店内は清潔さを保っています。スタッフもちょっと広めのお店ではあるのですが、厨房3名、ホール2名としっかり人数を配置しています。
ホームページを見ると、味はもちろんいろいろなことに拘りも持っている店だということがよくわかるのですが、実際店内は、画像のメニューの上にあるティッシュがカシミアティッシュ(花粉症の私が重宝していたやや高級ディッシュ)や席には令和の現代では珍しい雑誌や新聞が(各テーブルに)おかれています。
実は深い理由があるガリバー的サイズ感の中華麺登場

しばらくすると、個性的な銀のお盆にのって中華麺の到着です。
第一印象は「でかい!」、麺は通常で2玉入っているとのことです。そしてそれを入れる丼もでかいですが、レンゲも見たことがないサイズです。(レンゲのサイズ通常の2倍位あります。)
そしてチャーシューも4枚入っています。そしてなぜかど真ん中に配置されたなると(こちらは通常のサイズでした(笑)
このサイズと価格の理由は、要約すると適正利潤を確保してさらなるレベルアップへの投資をするためのようです。そしてレンゲのサイズアップも麺をレンゲにのせて食べる客からヒントを得て、合羽橋をくまなく探してみつけた品のようです。(公式ホームページより)
ありとあらゆるところに拘りがありますね。

ラードを使ったスープは冷めないという看板に偽りなく、おいしいです。個人的には麺が少し延びたような感じがしたのですが・・・。
そして、完食主義の私ですが、さすがにこの量のスープは飲み干せませんでした。
食材とスタッフの皆さんのお仕事に感謝と残してすみませんです。ご馳走様でした。
~飲食向上委員会たかP’sの経営目線チェック~
1955年の創業からこだわりと改善の繰り返しをして、作り上げてきたお店は多くの系列店を生み出して、このご時世にも行列ができる人気店となっています。その拘りはブランドというよりは「格」という言葉の方がぴったりという感じです。
実際、この記事を書くにあたってネットでの情報収集をするのですが、どの店でも一定数あるいわゆる「アンチ」的なコメントや「普通」という評価がほぼないお店でした。
それでは通常の分析をすすめていきましょう。
お店の集客力
よい商品があっても、お店に顧客を呼ぶ力がないと収益を得ることができません。良いものを作っていれば売れるという発想をやめてマーケットを見据えた戦略を打っているか?
ブランド力 ★★★★★
言わずと知れた有名店です。
立地 ★★★★☆
駅の目の前。冒頭にも述べましたが、ランドマークと言ってもいい好立地です。そして東京全体から見ても、噂を聞いて食べに行こうと思えばいける良い距離感です。
宣伝力 ★★★☆☆
積極的な宣伝はしていませんが、自社ホームページにはこだわりの歴史がしっかりと伝わる内容になっています。
店舗力
お店自体の力。魅力ある商品があるか。価格設定は適正か。安心感のあるお店づくりはできているか。接客力は良いか。
商品力 ★★★★☆
スープはおいしいし、ラードも気にならないし、保温保てる絶妙な量です。本文内で麺が少し柔らかいと指摘しましたが、生卵につけて食べることを想定するとちょうどいいのかも知れません。
コスパ ★★★☆☆
店主のこだわりで価格設定高めです。ただその分量が多いので、小食で食べきれない方には少し高いかもしれません。ラーメン店としては高めの価格設定ですが、あのボリュームは高いという印象は薄れると思います。
接客力 ★★★★☆
丁寧な接客のお店です。
その他店舗力 ★★★★☆
- ラーメン店としての域を超えているお店のバランスの高さです。
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