おはようございます!飲食向上委員会のアラフィフアラフィフたかPです。ご覧頂きありがとうございます。【駅近5分以内】【千円以内】【入店完食30分位】なランチ訪問しています。今回はJR山手線田町駅で居酒屋ランチの新業態「小浜水産」さんで極上カンパチ定食を頂きました。
私アラフィフたかPは飲食店経営・上場企業でのMGR経験が10年以上あり、20代の頃に師匠のコンサルタントの方から「飲食店には経営の全ての要素が入っているから外食をしながらお店を見ると勉強になるよ」と言われたことをきっかけに食べ歩きを始め、食べ歩き歴25年、現在は毎月20件ほど都内を中心にランチの新規開拓をしています。こちらのブログは前半は食べ歩きレポート、後半はビジネス目線でのお店の分析、そして最後にまとめとなっています。是非最後までご覧ください。
小浜水産田町店さん店舗情報(2021年7月上旬時点での情報)
- 訪問先 小浜水産田町店さん
- アクセス JR田町駅より徒歩3分
- 電 話 03-6809-5818
- 営業時間 11:30-14:00 (テイクアウトは7:00~14:00)
- 定休日 土・日
- ※最新の営業時間定休日はお店の公式ホームページなどで確認してください。
- 公式HP なし(運営会社HPhttps://www.spice-works.co.jp/)
- 食べログ https://tabelog.com/tokyo/A1314/A131402/13255094/dtlrvwlst/
- 位置情報(GoogleMAP)
- 評価 食べログ3.13 グーグルマップ -(認知が低いお店)
- 訪問日時 2021年6月上旬の平日ランチタイム
- 注文品 極上カンパチ丼 999円
- 混雑度 30%
- 提供時間 やや早い
- 客層 ビジネスマン1人客(訪問時)
※評価のカッコ内のコメントはサイトの評価から見たたかPオリジナルの評価です。概ね食べログ評価はサービスなども含めた総合点、グーグルマップはコスパを含めて感覚的に評価されることが多いです。
生産地との提携でできた定食業態カンパチ専門店「小浜水産」さん
JR山手線田町駅。全く個人的な話なのですが、実は今回初めて降りました。基本的に都心部には仕事上あまり用事はなく、乗り換えがあればついでに降りたりするのですが、中央線沿在住の私には乗り換え需要もない所なのです。(ちなみに駅名の田町は旧地名の名残で駅の所在地は芝5丁目で田町という地名はもう存在していないそうです。Wikipediaより)
そんな初訪問の土地だったのでどうしようかと思案しながら歩いていると、上の画像のどでかい「小浜水産(オバマと濁るそうです)」というのれんが目に入ります。見つけた後も少し散策しましたが、このインパクトに勝るお店は見つからず入店しました。
こちらのお店は、コロナで時短を余儀なくされている居酒屋と生産者を結ぶ小浜水産プロジェクトの第一号店としてオープンしています。メニューはカンパチのみのランチ業態です。
生産者と店のことを考えたカンパチのみメニューで勝負。
メニューはカンパチのみ。これは生産者との提携と夜の営業をしているお店に昼のメニューを提供して売上アップを図るというコンセプトで作られたお店のため、仕入れ・在庫管理・調理などに無駄を省くためだそうです。
お店に入ると、ちょうど入れ違いで、数組が退店したところでした。それほど大きくない店内(居酒屋営業のときは2階も使うようですが、ランチは1階のみなのでしょう。)
店内の空いていた中央あたりの席に座ります。オーダーは手堅く左上の法則で、極上カンパチ飯を注文しました。
待っている間に卓上を見ると個性的なPOPが・・・
カンパチのみのメニューでオフィス街のランチ客のリピ率あげる戦術でしょうか。味変アイテムの紹介があります。この辺りのメニュー構築力はさすがとも言えますし、もう少し無骨に生産者推しでもいいのかなという気もします。
漬けカンパチはうまーい!あごだしの茶漬けでさらにうまーい!
店内ランチピーク後で落ち着いてはいましたが、料理は思ったよりも早く到着。食材の構成としてはそのまま丼として提供しても良いのですが、あえて別皿にのせて、赤・黄・緑が入った映えも意識した盛り付けです。
もちろんカンパチはぷりぷりで脂ものってうまい。カンパチとのバランスに注意しながら一気に御飯半分頂きました。
ここで店員さんにあご出汁を頼みます。そして残りのカンパチと海苔、カイワレを盛り付けて
茶漬けの完成です。これまたうまーい。もちろん完食。最後まで美味しく頂きました。
食材とスタッフの皆さんのお仕事に感謝です。ご馳走様でした。
~飲食向上委員会たかP’sの経営目線チェック~
生産者と居酒屋(経営厳しい種類提供店)を結ぶコンセプトは素晴らしいです。味ももちろん美味しいです。ただメニュー構成がカンパチのみでの勝負となることと、価格帯の幅が狭い999円と1099円の2プライスのみというのが集客にどれ位影響を与えるか気になるところです。冒頭で述べた通り田町のエリア特性を知らないのでなんとも言えませんが、オフィス街よりは商業地域で女性比率の高いところの方が良いかなとは思いました。
それでは通常の分析をすすめていきましょう。
お店の集客力
よい商品があっても、お店に顧客を呼ぶ力がないと収益を得ることができません。良いものを作っていれば売れるという発想をやめてマーケットを見据えた戦略を打っているか?
ブランド力 ★★☆☆☆
第一号店ということで認知は弱い。所在地の居酒屋ロッキーカナイも海鮮系だったわけではなさそうなので、ブランド構築にもう少し時間がかかりそうです。
立地 ★★★★☆
詳しい人の流れなどを把握していませんが、駅近で通りに面して目立ちます。
宣伝力 ★★★☆☆
一部メディアにはオープン当初露出がありましたが、運営会社にはなぜか記載がなくSNSの運用もインスタは開設していますが運用はあまりされていません。お店自体は目立ちます。
店舗力
お店自体の力。魅力ある商品があるか。価格設定は適正か。安心感のあるお店づくりはできているか。接客力は良いか。
商品力 ★★★★☆
カンパチ自体はおいしいです。小鉢の出汁巻き、卓上味変アイテムなどは少し改善の余地あるかも知れません。個人的な意見ですが、雲丹味噌やきゃべつガリを置くなら本格わさび使うとか、柚子胡椒で九州アピールをした方が良い気がします。
コスパ ★★★☆☆
価格設定としては問題ないのですが、上項商品力で書いた通り、メインは良いのですが、サイドが弱いので、コスパも上がってきません。
接客力 ★★★★☆
居酒屋らしく良かった思います。
その他店舗力 ★★★☆☆
- 気になるところはありませんでした。
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